インターンシップ実例集 企業担当者・学生の声

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「インターンシップフェアin浜松」をきっかけにインターンシップに取り組んだ企業の担当者と学生の、リアルな声を紹介します。
インターンシップのメニュー作りや受け入れ態勢について思案されている企業や、実際のインターンシップに興味のある学生の皆さんの参考になれば幸いです。
Case02 エネジン株式会社(浜松市中区)/H・Nさん(静岡大学人文社会科学部)

インターンシップ概要

エネジン株式会社
企業名 エネジン株式会社
事業内容 ◆燃料事業 工業用・自動車用・業務用・家庭用LPガス、灯油、重油等の石油販売
◆機器販売 ガス機器・太陽光発電機器・石油器具・空調機器・調理器具・キッチン・バス・トイレ用品等の販売
◆工事 冷暖房設備・太陽光設備・給排水衛生設備・下水道等の工事
◆建築 リフォーム・住宅建築
◆不動産 不動産賃貸・不動産売買
◆食品 ミネラルウォーター(アクアクララ)販売

企業担当者・学生の声

企業担当者「ここに工夫!」
学生に地元の良さを知ってもらい、学生主体で身になるインターンシップとなるよう、①エネジンまた浜松市・静岡県をPRする活動を地元学生と一緒に取り組む ②活動の企画から運営まで学生主体で取り組む、という2点をテーマに実施しました。

弊社は「地域貢献なくして繁栄なし」と、CSR(地域貢献)活動に力を入れております。学生たちにも地元静岡(浜松)の良さを知ってもらい、一人でも多く地元就職希望者が増えればと企画内容や企画名等も学生に考えてもらいました。その後の活動も、定期的な報告会以外は学生に委ねたことから、学生もより責任感強く取り組み、学生主体のインターンシップの実現に繋がりました。また、今回は新型コロナウイルス感染拡大を受け、全てオンラインにて実施をしました。オンラインという手軽さも主体性の向上に繋がったのだと思います。

学生からは「学生側に委ねてもらったからこそ身になったものは多かった」「学生主体だったため他の参加学生との交流も深まった」「自分の知らない浜松の魅力を知れた」などの声をいただき、弊社としてもインターンシップの開催という面だけでなく、地元学生とコラボができブランディングにも繋がりました。
学生「ここに注目!」

与えられるばかりのインターンシップにならない

企業について調べるとき、私たち学生は「お客様目線」になりがちです。「どんな業務をしてどんなスキルが身につくのかな」「福利厚生はどうかな」。でも私は企業を選ぶときには「何がもらえるか」ではなく「何を与えることができるか」が大切だと考えます。私たち学生は、生まれてからこれまで生活環境や教育など、社会に与えられ続けてきました。だから今度は私たちが社会に与え、支える番です。それが働くということであり、社会貢献だと思います。

インターンシップでも「与える」意識が重要なのは、自分に適した社会貢献の形を見つけるためです。参加を通してその企業の色を知るのは前提であり、それを踏まえて企業のために自分ができることを考え能動的に動くことが大切です。就活もまず自分から動いて経験を積まないとやりたいことを見つけられません。

そうして様々なインターンシップ経験の中で「ここでなら自分の力が十分に発揮できるかもしれない」と思う企業に出会えたら最高です。インターンシップに参加させていただくという貴重な機会を十二分に活かすために、自分にできることを考えプラスαの価値を見出せるように動くべきだと考えます。
Case01 株式会社アドウィル(浜松市中区)/M・Sさん(静岡大学教育学部)

インターンシップ概要

adwill
企業名 株式会社アドウィル
事業内容 法人広報支援(Webサイト制作、デザイン、ブランディング他)
実習テーマ Webサイト制作の流れ(企画・デザイン・開発)を体験しよう
インターンシップ期間 5日間
実習スケジュール 事前面談:学部学科の専攻やキャリアビジョン、興味のある分野などを質問
1日目:オリエンテーション(5日間の流れ、会社の説明)
1日目:(企画・編集コース実習)Webサイト企画提案用のリサーチ作業
2日目:(企画・編集コース実習)アンケートデータの分析と企画立案
3日目:(システム開発コース実習)HTMLの基礎を学び、自己紹介HPを作る
4日目:(システム開発コース実習)プログラムの基礎を学び、電卓プログラムに挑戦
5日目:各課題の残り作業、成果発表、社長面談

企業担当者・学生の声

企業担当者「ここに工夫!」

事前ヒアリングと中間チェックで実習の精度UP

インターンシップに参加してくれる学生さんには事前に個別の面談を行い、学校での専攻や、興味のある分野をヒアリングするようにしています。M・Sさんからは、「Web業界に関心がある」「数学教育専修なので、統計・解析が得意」といった話があったので、それに沿った実習内容を、指導担当の社員と相談して考えました。

まず、Webサイト開発の工程全体の説明をしたうえで、データの分析に基づく「企画業務」や、論理的思考が活かせるような「プログラム実習」メニューなどに取り組んでもらいました。さらに、指導担当の社員が1日ごとに達成状況をチェックし、個々の適性や能力にあわせて、翌日以降のカリキュラムを柔軟に調整しました。学生の方々に満足度の高いインターンシップ期間を過ごしてもらうには、こうしたメニュー内容のチューニングが大切だと実感しています。
学生「ここに注目!」

私たち学生が心がけるべきは「全力で取り組むこと」

私がインターンシップ中に心がけたのは、何かわからないことや知りたいことがある時は、積極的に社員の皆様にお話をうかがうという姿勢です。どの企業も通常の業務をしている中で、学生を受け入れてくださっています。そのため、学生によっては社員の皆様の仕事を邪魔してはいけないと思い、話しかけることをためらう人もいるかもしれません。ですが、企業の皆様はインターンシップを通して、その学生に少しでもプラスになる経験をしてほしいという思いで、インターンシップの内容を考えたり受け入れる体制を整えてくださったりしています。ですから、私たち学生にできるのは、大学では経験できないテーマに挑戦したり、社会人の先輩と交流してアドバイスをいただいたり、常に感謝の気持ちを持ちながら全力で取り組むことだと思います。

業務内容や会社の雰囲気のみならず、就職活動をしていた時のお話をうかがうことで、自分にはない考え方や知識を得られます。聞きたいことはどんどん質問して、インターンシップの貴重な時間を有効活用することが、受け入れてくださった企業への恩返しだと考えています。